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流山温泉駅。「温泉」とは名ばかりで駅前はなーにもない。駒ヶ岳のふもとにあり、温泉も湧き出ているので、2002年にJR北海道が温泉施設を建てたとき、周辺のリゾート開発のため駅を新設したというのに・・・毎年赤字を計上する厳しい経営が続き、2015(平成27)年2月28日をもって、JR北海道から地元の企業に経営を譲渡。温泉施設はイタリアンレストランにリフォーム。できれば、北海道新幹線でお越しになられたときは汽車で流山温泉までおいでになりたいですが・・・時刻表を見たら、なんと午前中の便は1つもなく、新函館北斗14時56分が始発で1本目。流山温泉に着くのは15時45分。この時間になっても、始発なのか!?と突っ込みたくなりますが、これが現実。次は、17時55分、19時46分が最終。汽車で訪ねるのに無理もあるかも知れませんが、新函館北斗駅でレンタカーを借りて、流山温泉駅前は牧場の真ん中にあって、広い駐車場もあるので、車で訪ねる価値はあります。
ちなみに新函館北斗方面は、8時46分の次は私が乗っている15時26分、16時52分、18時29分が最終。
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砂原支線は午前中動いているのは函館方面へ1本しかなく、夕方あたりに集中しては生活の足とはなかなか言い難い。いつかは廃線になってもおかしくない。
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次は池田園。実は、いつ頃でしたっけな?北海道新幹線が開通した(2016)年5月、JR北海道のH5系に乗るため友人と来たことがある。H5系にこだわったため、12時44分発しかない。ログハウス風で天井が高くて解放感たっぷりのグランヴィレッヂ大沼という宿に泊まって、翌日は流山温泉駅、池田園駅探検。この宿の最寄り駅は池田園駅ですけど、ほとんどはスーパー北斗が停車する大沼駅に下車して、クルマで送迎。駅舎は大きくて立派だけど、無人駅。民家もまばらにある程度なので、秘境駅とは言えないようです。
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当時開拓の祖「池田醇(いけだあつし)」氏が、大沼を観光地の公園にしようと周辺を開拓したこともあり、その功績を末永く残そうと「池田園」という駅名にしたそうです。池田園っていう公園はないんですが・・・大沼公園がそうです。根室本線にも「池田」という駅名あり。
「池田」さんは、全国に散らばっている姓名ですが、ルーツは北海道!?
「ながれやまおんせん」のシールが貼られていますが、前述とおり2002(平成14)年から15年以上もそのまま。だから、駅名標も色あせている。
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北海道の真夏。この気温なら、とても涼しくって快適。本州だと30度超えていれば、湿度も高くて蒸し暑くなるのに、ここだとからっとした爽やかな風が入る。
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次は、大沼。